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(社)新化学発展協会 平成20年度研究奨励金贈呈者一覧
2008.05.07

社団法人 新化学発展協会より「平成20年度研究奨励金贈呈者決定のお知らせ」が参りましたのでお知らせいたします。
拝啓 貴下、益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素は当協会の事業に格別のご高配を賜りまして 厚く御礼申し上げます。
さて、当協会では、基礎研究の推進と研究者の育成を通じ、新しい化学技術・産業の発展を図るべく、産 ・学連携の一環として新化学の発展に資する若手研究者の研究に対して研究奨励金(1件100万円)を贈呈 しております。
昨年10月に公募しまして、本年1月末日までの募集期間に、7つの研究課題8つの研究テーマに対して83件の 応募がありました。審査委員会による厳正な審査の結果、別紙の平成20年度研究奨励金贈呈者一覧の通り、 8件、8名の若手研究者に研究奨励金を贈呈することに決定致しました。 なお、贈呈式は6月2日(月)14:00 より化学会館にて行います。
本研究奨励金については、若干なりとも若手研究者のお役に立ち、ひいては日本の化学産業の発展に資する ことを願って来年度以降も継続する所存です。

敬 具

課題1:再生可能資源(バイオマス)からの体系的な化学品製造を可能とするプロセスの高度化に関する研究

課題(1-1)
化学触媒プロセスに関する研究

菊地 隆司
東京大学 大学院工学系研究科 化学システム工学専攻 准教授

「高効率バイオマスガス化触媒プロセスの開発」

課題(1―2)
バイオプロセスに関する研究

渡辺 誠也
京都大学 エネルギー理工学研究所 助教

「木質系バイオマス由来の六炭糖・五炭糖を同時発酵できるサッカロミセス酵母の育種」

課題2: 分子力場計算の高速化・効率化に関する研究

名嘉山 祥也
九州大学 大学院工学研究院 化学工学部門 助教

「ソフトマターの長時間ダイナミクス計算のための多重時間ステップ粗視化分子動力学法の開発」

課題3: 環境、エネルギー分野における新素材・新部材創製と新機能創出に関する研究

岡崎 健一
名古屋大学 大学院工学研究科 結晶材料工学専攻助教
「金属ナノ粒子の集積構造制御による広波長領域駆動光電変換デバイスの創製」

鷺坂 将伸
弘前大学 大学院理工学研究科 機能素材工学講座 助教

「水/二酸化炭素混合系分子集合体を利用した半導体超微粒子製造技術の開発」

課題4: 賢-マテリアル実現のための基礎的・基盤的開発研究

該当なし

課題5:電子情報分野において、有機合成技術やバイオ技術または自己組織化を利用した構造の構築により、デバイスにおける新たな機能発現や作製方法の提案を目指した研究

西野 智昭
東京大学 大学院理学系研究科 化学専攻 助教

「分子深針を用いた単一分子間電子伝導計測法の開発および単一分子間スイッチの創案」
課題6:
MEMS分野における新たな機能を有する材料研究または新たな機能を発現するデバイスの研究
大河内 美奈
名古屋大学 大学院工学研究科講師

「磁性微粒子と磁力を利用した液滴搬送システムによる一細胞遺伝子解析技術の開発」
課題7: 生体分子を新規な機能性材料として実用化することを目指した研究

梅津 光央
東北大学 大学院工学研究科 バイオ工学専攻 准教授

「ナノ界面特異的バイオ接合分子から発想されるセラミックスナノ結晶バイオパターニング -次世代プリンタブル回路・フラットディスプレイへ向けて-」

連絡先
〒101-0041東京都千代田区神田須田町1-12山萬ビル4F
社団法人新化学発展協会化学フロンティア事業部
担当八木光壹・湊登美
TEL03-5297-8820 FAX03-5297-8821
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